ジョージ・クルーニー、「SNSをしないこと」がスターであり続けるための秘訣
スマホやテクノロジーに疎いが故に、SNSを使わないスターもいる。弱冠22歳にして『世界にひとつのプレイブック』(12年)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたジェニファー・ローレンスは、「メールを使うのだって大変なのに、ツイッターなんて理解できない」と話す。ミラ・クニスは、「みんな、私が今お手洗いにいるなんて知りたくないでしょ」と話し、何をツイートして良いか分からないから使わないと単純明快な理由を明かしている。
過去にもドイツのMYWAY誌のインタビューで、「Facebookの公式アカウントを開設するくらいなら、公衆の面前で手術される方がマシだ」と述べていたクルーニーの、スターとしての威厳を保つシンプルな方法は、SNSの本質的な問題を浮き彫りにしているとも言えそうだ。
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[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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