【映像】通りすがりの少年とスケートボーダーの美しい友情
※動画は本文中で再生できます(写真はイメージです) bacalao64-iStock
<失敗を繰り返すスケーターに少年がエールを送ると...>
難易度の高いトリック(技)の練習に励むスケートボーダーが、偶然の出会いを力に変えて成功を掴む映像がネットユーザーの琴線に触れている。
スケーターの青年は階段を飛び越えて手すりに乗り、隣の急なスロープに着地して滑ろうとする。この高難度のトリックに何度も挑戦するが、なかなかうまくいかず、下にあるゴミ箱に激突してしまうことも。途中、一人の少年がこのスケーターに声をかける。短いやりとりの後、青年は再びトリックに挑む。少年とその母親らが上で見守る中、今度は完璧にトリックを成功させた。
少年は興奮し、嬉しさのあまり飛び跳ねる。青年も少年のもとに向かいハイタッチを交わした。最後に少年は少し恥ずかしそうに手を振って、母親とともにその場を後にした。
この動画は元々昨年4月にネット掲示板「レディット」に投稿されたが、サブレディット「メイド・ミー・スマイル」に最近取り上げられたことで再浮上した。この動画には、(24日時点で)1100以上のコメントが寄せられている。
あるユーザーは「あの子は今、母親にスケートボードが欲しいとせがんでいるところだね」と述べた。青年のトリック成功とハイタッチは、小さな少年の原体験となったことは間違いないだろう。新たなスケートボーダーが誕生する瞬間を目の当たりにしたユーザーたちの興奮がコメント欄から伝わってくる。
スケボーの発展に動画が果たしてきた役割は大きく、その歴史はVHSの時代から40年以上も続く。直近では「Skatetok」(TikTokを使用するスケーター)がトレンドだ。ナイジャ・ヒューストンやタイショーン・ジョーンズ、ナケル・スミスら多くのスケーターが、このエクストリームスポーツのブームを後押ししている。
そして昨年の東京オリンピックの競技種目に採用されたことで、その人気は決定的なものとなった。日本でも堀米雄斗選手が金メダルを獲得した影響で競技人口は急増中だ。