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アジアンドキュメンタリーズ

世界を知り、自らを問うドキュメンタリー映画の魅力とは? 2020年人気ランキング

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2020年12月25日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ 広告制作チーム

2020年人気2位:『縄文にハマる人々』【日本初配信】


空前の「縄文ブーム」は、日本にどんな新たな価値をもたらすのだろうか。本作は「縄文」になんとなく惹かれた山内監督が、「どうして人は縄文に惹かれるのか」と、すでにハマってしまっている人たちの話を足がかりに探っていくうちに、自身もどんどん縄文にハマっていくというドキュメンタリー映画だ。

「縄文時代」は、義務教育で必ず習う。だが、たった2500年ほど前にあった「縄文時代」が1万年以上続いていることまで覚えている人は少ないだろう。実は教科書に何気なく掲載されていた縄文土器や土偶は、宇宙人飛来説まででるほど、その意味を探らずにいられないほかに類を見ない謎に満ちたデザインなのだ。

人類史に残された最強のミステリー「縄文」という謎を、考古学や民俗学の専門家、さらには文化人やアーティスト等、縄文に情熱の全てを傾ける人々へ取材。その秘密の核心に迫る本作の視聴後は、知的好奇心を刺激され「縄文時代とは」をつい考えてしまうことになるだろう。

「縄文にハマる人々」はこちら


2020年人気5位:『街角の盗電師』


本作は「電気」というインフラに対し、電力公社と住民の攻防を描いた作品だ。インドの工業都市・カーンプルは、人口約280万人が電気を求めているはずなのに、実際の契約者は50万人。電気を盗むことを生業にする〝盗電師〟が、「世のため、人のため」、停電が起きるたびに電線に細工をして、違法配線しタダで電気を使えるようにしてくれるのだ。

感電死の可能性もある「盗電師」の軽妙な語り口に、弱者には弱者の論理があると痛烈に感じながらも、電力公社の敏腕官僚の「滞納者を減らしたい」という組織の側の正義にも共感せざるを得ない作品だ。

インドへ旅行した者の多くが「なぜあんなに電線が多くカオスなのだろう」と不思議に思う。その理由が明るみになる、旅行だけではわからない市井の人々の暮らしに寄り添う良作だ。

電力公社と盗電師(住民)の攻防はどちらに軍配があがるのか、そして2020年の今はどう状況が変化しているのか? 視聴後は、ドキュメンタリー映画を飛び越えて、その先にある現実を知りたくなるだろう。

「街角の盗電師」はこちら


ドキュメンタリー映画の視聴方法

今回紹介したドキュメンタリー映画は、「アジアンドキュメンタリーズ」で視聴可能だ。月額990円(税込)で配信中のすべての映画が見放題。気になった1作だけでも単品495円(税込)で視聴可能(購入後7日間)だ。

newsweek20201218_1512.jpg「アジアンドキュメンタリーズ」では、「特集」編成を実施しており、毎月新たな世界に触れることができる。12月は、老いと向き合う家族の愛と絆を描いた「認知症の愛」だ。日本のみならず認知症や介護と向き合う実情を疑似体験できるだろう。

もうひとつの特集は「母親の権利」だ。出産は、いのちの輝きを感じる現場であり、一方でそこには、不妊、人工授精、代理出産、死後生殖、性感染症、 HIV/エイズ、性暴力、買売春、中絶など、さまざまな「性と生殖に関する権利」の問題がある。生殖医療の発展により複雑化する問題に、「権利とは」「倫理とはなにか」を考えさせられるだろう。



 


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アジアンドキュメンタリーズ

優れたアジアのドキュメンタリー映画を配信

月額見放題990円/単品購入495円


ご視聴はこちらのウェブサイトへ asiandocs.co.jp


 
satoru_banno.jpg伴野 智 株式会社アジアンドキュメンタリーズ 代表取締役社長 兼 編集責任者。2018年8月に動画配信サービスを立ち上げて以来、ドキュメンタリー映画のキュレーターとして、独自の視点でアジアの社会問題に鋭く斬りこむ作品を日本に配信。ドキュメンタリー作家としては、ギャラクシー賞、映文連アワードグランプリなどの受賞実績がある。

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