ニューズウィークが選ぶ『スター・ウォーズ』ライトセーバー名勝負11戦
NEWSWEEK’S TOP Star Wars Duels
【5】パルパティーン vs メイス・ウィンドゥ
『エピソード3』
本作の予告編でこの戦いを見たファンは、元老院最高議長のパルパティーンこそ、後の銀河帝国に君臨する悪の皇帝その人だと初めて示唆される。
いまだ皇帝の座にはないが、その邪悪さはこのバトルで既に明らか。彼を逮捕しにやって来たジェダイたちを次々に殺し、残ったウィンドゥとの1対1の戦いに持ち込む。
パルパティーンの負けは決まったと思ったのもつかの間、フォースのダークサイドに引かれたアナキン・スカイウォーカーが、仲間であるはずのウィンドゥを死に追いやることに。
【6】アナキン・スカイウォーカー vsオビ=ワン・ケノービ
『エピソード3』
火山の惑星ムスタファーは、『エピソード1』に始まる新3部作中、最も熱い期待が寄せられたバトルの舞台としてふさわしい。
ダース・ベイダーへと変貌するアナキンはジェダイ聖堂を襲い、幼い子供までも虐殺する。師のオビ=ワンは怒りと悲しみに駆られ、「おまえは選ばれし者のはずだった!」と嘆く。
フォースのダークサイドをわが物にしたと思い込んだアナキンだが、オビ=ワンのライトセーバーの一振りで左腕と両脚を切り落とされて......。
2人の対決はルーカスが本作以前から温めていた構想の1つだ。だが彼がローリングストーン誌に語ったところによれば、当初のアイデアと完成した作品には大きな違いがある。当初の設定では、ベイダーはルークとレイア姫の父親ではなく、彼らの父親を殺した男だった。
【7】ヨーダ vs パルパティーン
『エピソード3』
権力を自らに集中させ、共和国を政治的に破壊していったパルパティーンが、元老院の議事堂内のバトルで共和制の議会を文字どおり「破壊」する。高笑いをしながら、フォースを使い、議員が座るポッドを次々にヨーダに投げ付けるのだ。
激闘の決着は付かず、パルパティーンを倒せないと悟ったヨーダは脱出。惑星ダゴバで隠遁生活に入る。
【8】ダース・ベイダー vs オビ=ワン・ケノービ
『エピソード4/新たなる希望』
数々のライトセーバー対決のうち、最もシンプルな一戦。だがルークやレイア姫らとデス・スターから脱出しようとするオビ=ワンがベイダーと剣を交える一戦は、最も重要な対決の1つだ。
以降の作品で見られるような華々しさはないが、この短い決闘シーンにはその後の全ての対決に通じる荘厳さの原点がある。
早い段階の脚本では、オビ=ワンは殺される予定ではなかった。しかし、彼が犠牲となることが物語によりふさわしいと、ジョージ・ルーカスは感じたという。