中二病のカイロ・レンが愛おしい
2016年末に亡くなり、過去の撮影映像を使ったというキャリー・フィッシャー(レイア姫)の場面が自然なのには誰も驚かされるだろう。あら探しをしようと目を凝らしたが、無駄だった。試写室では隣に座った人が、ランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)が登場した場面でガッツポーズのように腕を上げていた。ファンにとっては、今は亡きハン・ソロの悪友である彼のカムバックには胸が熱くなるところだ。
くすっと笑える場面も多数あり。最後には、やはりこれはスカイウォーカー家という家族の物語なのだと実感する。そして鑑賞後には、こんな風に思うのではないか。「さあ、おうちへ帰ろう」――。
SPECIAL EDITION「STAR WARS スター・ウォーズ完結編『スカイウォーカーの夜明け』への道のり」が好評発売中。登場人物に焦点を当て、シリーズの物語をたどり、ファンの視点で数々の場面を振り返る。表紙は公認アーティストのTSUNEO SANDA氏が描き下ろし。
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