いま知っておきたいウォーレン・バフェット流投資、銘柄選びの6つの基準は?
バフェットだけが"正解"ではない
長期的な視点に立って株式投資に取り組みたいなら、バフェットの投資手法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
しかし、バフェット流が唯一絶対の手法ではありません。同じ長期投資でも、全く別のアプローチから銘柄を選び、利益を手にすることも可能です。
たとえば、ピーター・リンチ。バフェットと同様、長期投資を実践する上で是非知っておいてほしい投資家のひとりです。その最大の特徴は、低(無)成長業界の中から高成長企業を見出そうとすること、また、世間からあまり注目されない人気のない企業を好むということ。
次回は、そんなリンチ流の投資手法を詳しくご紹介します。
[執筆者]
朋川雅紀(ともかわ・まさき)
大手信託銀行やグローバル展開するアメリカ系資産運用会社等で、30年以上にわたり資産運用業務に従事。株式ファンドマネージャーとして、年金基金や投資信託の運用にあたる。その経験を生かし、株価サイクル分析と業種・銘柄分析を融合させた独自の投資スタイルを確立。現在は投資信託のファンドマネージャーを務めるかたわら、個人投資家の教育・育成にも精力的に取り組んでいる。ニューヨーク駐在経験があり、特にアメリカ株式投資に強み。慶応義塾大学経済学部卒業。海外MBAのほか、国際的な投資プロフェッショナル資格であるCFA協会認定証券アナリストを取得。著書に『みんなが勝てる株式投資』(パンローリング)がある。