変わりゆく日本の企業文化 「サラリーマン」は年功序列とともに過去の遺物に
年功序列が時代遅れの象徴に
経済が成長していた時代、夜遅くオフィスビルから出てくる疲れ切った「サラリーマン」は、日本という国のプライドの源泉で、勤労精神と根性を象徴していた。
しかし、経済が20年以上低迷し、自殺や労災が増えるにつれ、そうした「企業戦士」像は日本の足を引っ張る時代遅れの年功序列制度のシンボルへと変わっていった。
20歳の福田海斗さんは、サラリーマンになりたいとは思っていない。新卒者向けの就職セミナーに出席した福田さんは、人が行き交う東京・渋谷駅に向かいながら「採用面接を受けているが、若い人にアピールしなくては、という雰囲気を企業から感じる」と語った。
「もちろんお金は欲しいが、休みも取りたい。仕事が楽しくなかったら長くは続かない」
Stanley White and Kaori Kaneko
(翻訳:エアクレーレン)
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