米ウォルマート、店舗従業員に賞与支給へ 賃金で競争力維持
6月5日、ウォルマートは米国内の店舗で働く時間給従業員に対して、年間最大1000ドルの賞与を支給すると発表した。シカゴのウォルマート店舗で2019年11月撮影(2024年 ロイター/Kamil Krzaczynski)
ウォルマートは5日、米国内の店舗で働く時間給従業員に対して、年間最大1000ドルの賞与を支給すると発表した。約70万人が対象となる。
ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は記者との電話会談で、パートタイムとフルタイムの従業員両方が対象だと説明し、「賃金で競争力を持つことが重要だ」と述べた。
同社は今年1月、米店舗マネージャーの賞与体系を見直し、給与の最大200%に相当する年間賞与を支給すると発表した。
今回の賞与プログラムは業績と長期雇用の双方に報いるものだとしている。同社の最低時給は14ドルで、アマゾン・ドット・コムやターゲットの15ドルを下回る。
賞与を受け取るには最低1年勤務する必要がある。賞与は店舗の業績目標達成状況に基づいて算出される。
ウォルマートは米国で約160万人を雇用しており、その大半は4700ある店舗で働いている。
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