「全巻まとめ買い」思惑で、ネット書店ストップ高...鳥山明さん死去発表、株式相場にも影響が
3月8日、東京株式市場で「漫画全巻ドットコム」、「まんが王」などのネット書店を手掛けるグロース市場上場のTORICOが後場急伸し、一時ストップ高となった。写真は鳥山氏作品「ドラゴンボール」シリーズのキャラクターのバルーン。2021年11月、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
「漫画全巻ドットコム」、「まんが王」などのネット書店を手掛けるグロース市場上場のTORICO7138.Tが後場急伸し、一時ストップ高となった。週刊少年ジャンプの公式サイトで、漫画「DRAGON BALL」や「DR.スランプ」などで知られる漫画家の鳥山明氏の死去が発表され、同氏作品のまとめ買い思惑から買いが先行する展開となっている。
市場では「悲しいニュースだが、鳥山氏の死を惜しんだファンが全巻まとめ買いすることが考えられ、思惑買いが生じやすい」(国内証券ストラテジスト)との声があった。
そのほか、古本などの販売を手掛けるまんだらけが10%超高、電子書籍を手掛けるメディアドゥ、スターツ出版も3─4%超高となっている。スクウェア・エニックス・ホールディングス、ディー・エヌ・エー、KADOKAWAなども上値を伸ばし、1%超高でしっかりの展開となっている。
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