ツイッターに音楽業界団体が約350億円を請求「イーロン・マスクの買収後、著作権侵害が悪化」
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音楽出版社17社から成るグループは米ツイッターがユーザーによる無許可の楽曲投稿を放置し、多くの著作権を侵害しているとしてテネシー州の連邦裁判所に提訴した。写真はツイッターのロゴ。2016年9月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)
音楽出版社17社から成るグループは14日、米ツイッターがユーザーによる無許可の楽曲投稿を放置し、多くの著作権を侵害しているとしてテネシー州の連邦裁判所に提訴した。
原告は全米音楽出版社協会に加盟するソニー・ミュージックパブリッシング、BMGライツ・マネジメント、ユニバーサル・ミュージック・パブリッシング・グループなどで、約1700の著作権侵害を巡り2億5000万ドル超(約350億円)の損害賠償を要求。
長年にわたる著作権侵害は米実業家イーロン・マスク氏が昨年10月にツイッターを買収して以降、悪化したとしている。また、TikTok(ティックトック)やフェイスブック、ユーチューブなど他の主要プラットフォームは出版社から適切に音楽のライセンスを取得していると指摘した。
ツイッターは現時点でコメント要請に応じていない。
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