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ビジネスウォルマート、動画配信提供でアマゾンに対抗 パラマウントとストリーミング合意
米小売最大手ウォルマートがメディア・娯楽大手パラマウント・グローバルとストリーミングサービス契約で合意したと、関係筋が明らかにした。(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
米小売大手ウォルマートは15日、メディア・娯楽大手パラマウント・グローバルとストリーミングサービス契約で合意した。自社の有料サービス会員にパラマウントのストリーミングサービス「パラマウント+(プラス)」を提供し、アマゾン・ドット・コムに対抗する。
ウォルマートの有料サービス「ウォルマート+(プラス)」会員は、広告付き月額4.99ドルでパラマウントの「エッセンシャル」プランを利用できる。広告抜きなら月額9.99ドル。
パラマウントプラスでは、オリジナルシリーズや人気映画のほか、サッカー「UEFAチャンピオンズリーグ」など複数のスポーツリーグも配信している。
ウォルマート+は月額12.95ドルもしくは年間98ドルで、商品の無料配送や燃料割引、音楽配信大手・スポティファイの6カ月無料利用といったサービスを受けられる。
このサービスはアマゾンの「プライム」に対抗するもので、プライムも無料配送に加え、ビデオ・音楽ストリーミングサービスを提供し、約2億人の会員を抱える。アマゾンプライム会員は月額14.99ドル、年額139ドル。
2020年に開始されたウォルマートのサブスクリプションサービスの会員数は、コンシューマー・インテリジェンス・パートナーズなどが出しているさまざまな推計によると、1100万─3200万人となっている。ウォルマートはウォルマート+の会員数を公表していない。
米紙ニューヨーク・タイムズは先週、ウォルマートがここ数週間、ストリーミングサービス提供を巡り、パラマウントやウォルト・ディズニー、コムキャストの幹部らと協議を行ったと報じていた。