「女性投資家の割合は欧州以上」FX界唯一の女性社長に聞く、日本の金融市場

渡辺：多くの国で暮らし、キャリアを積まれた中で、日本と海外の企業文化にはどんな違いを感じますか？

渡辺真理　フリーアナウンサー。国際基督教大学卒業。1990年にアナウンサーとしてTBSに入社し、「モーニングEye」「筑紫哲也のNews23」などを担当。1998年にフリーに転身する。その後は「ニュースステーション」（テレビ朝日）、「たけしの本当は怖い家庭の医学」（朝日放送）、「熱血！平成教育学院」（フジテレビ）などに出演。スタイリング：河部奈津子、ヘア･メイク：相場宏美

リサ：例えば世界の経済をリードするアメリカや中国では、商品がある程度の品質まで完成したら発売し、顧客の反応を見ながら問題点を修復する方法が一般的です。一方、日本は安全管理が厳しく、完璧な品質をクリアしないと発売できません。また、「根回し」という言葉の重要性も日本に来て学びました。どちらが良い悪いということではなく、企業の成長には様々な考え方や文化的背景があることを認識することがとても大切です。日本のお客様のことを深く知るためにも、チームの皆とはオープンに意見交換をしていきたいと思っています。

渡辺：明るくてチャーミングな印象のリサ社長には、社員の方も心を開きやすいのではないでしょうか。

リサ：ありがとうございます。私は「人」が大好きです。新しい人と出会い、新しい経験をすることは本当にワクワクします。

渡辺：最後に、今後の目標を教えてください。

リサ：弊社は21年に日本証券業協会に加盟し、証券の提供も可能になりました。FX、証券、株価指数CFD（差金決済取引）のほか、今後は原油や金といったコモディティの取扱いを開始し、将来的にはワンストップショップとなって全ての商品を提供することを目指しています。そのためには、さらなる商品開発や免許の取得はもちろん、人数を増やしたチームが必要です。常に改善が続くテクノロジーの進化に、人も追いつくことが求められます。多様性を認め合うことはその第一歩。人とテクノロジーが手を取り合い、ともに成功できる未来を夢見ています。

写真・遠藤宏

【概要】
商号等：ストーンエックス フィナンシャル株式会社
金融商品取引業：関東財務局長(金商)第291号
加入協会等：一般社団法人 金融先物取引業協会 会員番号1539 ／日本証券業協会

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