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エネルギーポーランド、ロシアとのガス供給契約を打ち切り

ポーランドはヤマル・パイプライン経由で輸入していたロシア産天然ガスについて、ロシアとの供給契約を打ち切ったと明らかにした。写真はヤマルパイプラインの施設。ベラルーシのニャスヴィシュで2006年12月撮影(2022年 ロイター/Vasily Fedosenko)
ポーランドは23日、ヤマル・パイプライン経由で輸入していたロシア産天然ガスについて、ロシアとの供給契約を打ち切ったと明らかにした。ポーランドがルーブル建てでのガス代金支払いを拒否したことを受け、ロシア側は4月にガス供給を停止した。
ポーランドのモスクワ気候・環境相は、契約解除を決定したとツイッターで発表。同国国営PAP通信に対し、契約を解除しても、ヤマル・パイプラインを通じたドイツからポーランドへのガス供給に影響はないと述べた。
ポーランドは以前、2022年末に期限切れとなる供給契約を延長しない意向を示していた。ポーランド国営ガス会社PGNiGは19年、ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムに対し、契約を更新しないと伝えていた。
モスクワ氏は、ロシアのガス供給停止は契約に違反しており、解除は当然だと訴えた。
同氏はPAP通信に対し、「ロシアとの政府間協定は欧州の法律に違反しており、もはや締結することはない」と説明。「ヤマル・パイプラインは、欧州の法律にのっとり稼働している。輸送方向を変えて、ドイツからポーランドにガス供給を継続できる」と述べた。

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