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日本企業英ファンドのCVCキャピタル、東芝に買収提案へ
英プライベートエクイティ(PE)企業のCVCキャピタル・パートナーズが東芝に買収提案することが分かった。事情に詳しい関係筋がロイターに明らかにした。写真は、2017年6月に東芝本社で開催された記者会見場での様子(2021年 ロイター/Issei Kato)
英プライベートエクイティ(PE)企業のCVCキャピタル・パートナーズが東芝に買収提案することが分かった。事情に詳しい関係筋が7日、ロイターに明らかにした。
日本経済新聞がこの買収提案方針を報じ、東芝の米国上場株が上昇した。 CVCは東芝と今後、条件交渉を始め、当局を含めて合意できれば株式公開買い付け(TOB)を実施すると日経は報じている。買収額は2兆円を超える見通しで、買収額の目安としてCVCは足元の株価の3割程度の上乗せ幅を提示したもようと、日経は伝えている。東芝には原子力事業があり、2020年に施行した改正外為法によって財務省が事前審査することになる。
東芝は、不正会計問題や米原発子会社の巨額損失で経営危機に陥った。17年には6000億円の第三者割当増資を実施し、アクティビストの保有比率が高まった。アクティビストとは、株主総会の運営などの企業統治(コーポレートガバナンス)や資本政策を巡り意見が対立していた。
車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)は、元三井住友銀行副頭取で、18年に東芝の会長兼CEOに就任。シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン会長兼共同代表も歴任した。
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