仕事がダメな人はメールの文章に気を使わない 相手に伝わりにくい言葉、誤字・脱字はNG
ここでは、文章のプロの多くが実践している「テキストコミュニケーションのコツ」を2つ紹介します。
相手が難解に思わない言葉を選ぶ
まず1つ目は、「わかりやすい言葉」を選ぶことです。
わかりやすい言葉とは、
「中学生でもわかる言葉」「日常的に使われている言葉」「耳慣れた言葉」のことです。
中学生を目安にしている理由は、「中学校までは義務教育で、誰もが一定水準の教育を受けている」からです。
中学校までに習った言葉を使い、中学校までに習った知識があることを前提に文章を書けば、オンラインのやりとりでも、きちんと伝えることができます。
例えば、メールで次のような文章を送ったとします。
>プレゼンスを発揮していきましょう。
もしも相手がこれらの言葉の意味を知らず、一つひとつ調べなければいけなかった場合、大きなストレスを与えかねません。
語彙力のレベルは人それぞれであり、相手がどの程度、その単語になじみがあるかはわかりません。
これは極端な例ですが、気づかないうちに、「わかりにくい文章」を書いている可能性があります。
わかりやすい文章を書くには、
「自分が知っているからといって、相手が知っているとは限らない」
という前提に立つことが大切です。
メールやチャットに限らず、提案書や報告書をつくる場合も共通です。
2つ目は、「文章は必ず推敲する」ことです。
推敲とは、書き終わった後に、よりよい文章になるように、練り直すことです。
推敲の目的はおもに4つです。
・ 文字(文)を付け加えたり、削ったりして読みやすくする
・ 情報に間違いがないかを確認する
・ よりわかりやすい表現に差し替える