IPO市場はDX分野など活況 コロナ禍で見送った大型案件の再チャレンジも注目
個人投資家は今年も意欲旺盛
一方、個人投資家も、引き続きIPO市場に積極的に参加する見通しだ。
IPO投資を積極的に行っているという個人投資家の柳橋義昭氏は「コロナがきっかけで、Eコマースやテレワークのサポートなどを行う非接触型の事業を手掛ける企業へ投資することが多くなった。今年も上場が集中する月を狙って、業績等も加味した上でセカンダリーを中心に投資していきたい」と話す。
「今年も変わらず積極的にIPO投資を行っていきたい。大型IPOは規模が大きいだけに地合いに左右される可能性が高い。銘柄にもよるが、今年もマザーズの小型株を中心に投資を行っていく」(ブログ「株ビギナーの投資日誌」を運営する個人投資家のSHO氏)との声も聞かれた。
1月15日現在でIPOが承認されている企業は、半導体レーザーの開発などを手掛けるQDレーザ、注文住宅事業を手掛けるアールプランナー、化粧品の企画・製造などを行うアクシージア、AIサービスなどを提供するWACULの4件。それぞれ2月にマザーズ市場に上場する予定だ。まだ件数は少ないものの、IPOは期末に増える傾向がある。
(佐古田麻優 編集:伊賀大記、橋本浩)
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