家計資産1億ドル以上の超富裕世帯が保有する富は、13年時点では世界の富の5.5%に当たる8兆4000億ドル。BCGによれば、これが18年末までに世界の富の6.5%に当たる13兆ドルにまで増えるという。
ただし、豊かな国の一部の人々しか豊かになれないわけでもなさそうだ。BCGのパートナー、ブレント・ビアズリーは「富の集中が進むが、それは新興市場の中産階級の台頭によって相殺される」と語っている。実際、日本を除くアジア諸国では劇的な勢いで富の蓄積が進んでおり、2018年にはアジアがアメリカを抜いて最も豊かな大陸になると、BCGは予測している。