アップルは磐石でも決定的に変わること
2011年1月19日(水)16時07分
不在が実感されるのは数年先になる
この容赦ない完璧主義の企業文化のおかげで、ジョブズの休職中もアップルは安泰だろう。アップルを中心に扱う人気ブログ、カルト・オブ・マックの編集者で『スティーブ・ジョブスの流儀』の著者リアンダー・ケイニーは、ジョブズの不在が実感されるのは数年後になると予測する。
「彼らには準備中の製品が十分にある」とケイニーは言う。「この夏にはiPhone5とiPad2が発売される。次に売り出す製品ついても、間違いなくすでに試作品を作っているはずだ。iTunesのクラウド化やアップルTV、次のiPadなど、彼らには3〜5年にわたる計画がある。だから向こう3〜5年間はスティーブが計画したとおりの製品を機械的に作るだけでいい」
一方でケイニーは「これまでと同じようには行かないだろう」とも語る。「魔法でもかけたかのように爆発的な人気を呼ぶ製品はもう生まれないだろう」
これぞ私が求めていた言葉だ。ジョブズがアップルにもたらしたもの、彼が戻らなければ失われてしまうもの――それは、魔法だ。
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