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新進女優キャリー・マリガンはカメラ恐怖症
『17歳の肖像』でういういしい演技を披露したマリガンはカメラとフェースブックが嫌い
(キャリー・マリガンが主演女優賞にノミネート)
ジェニーは新しい世界に導いてくれる年上の男性に夢中になる(日本公開は4月17日)
キーラ・ナイトレイ主演の『プライドと偏見』でデビューした期待のイギリス人女優キャリー・マリガン(24)。60年代のロンドンを舞台にした『17歳の肖像』では大人の男性に恋をする高校生のジェニーを演じる。オリバー・ストーンの『ウォール街』の続編など話題作への出演も続々と決まっている。
----『17歳の肖像』の現場では何を学んだ?
共演したピーター(・サースガード)のおかげで、前よりも臆病でなくなったみたい。彼は緊張しないの。撮影では失敗を恐れずにあらゆる表現を試す。私はとてもカメラが苦手。自信が持てずに演技に入ると落ち着かない。監督のロネ(・シェルフィグ)にカメラ恐怖症だと伝えたわ。カメラが近づくと顔をそらせちゃう。
私がカメラに慣れる教育(注:『17歳の肖像』の原題は『An Education(教育)』)を受けるだろうって、みんなでジョークを言っていた。でも自分なりにカメラに向かって最高の笑顔をつくって観客を魅了しようと思っても、なぜか最後にはそっぽを向いてしまう。
----カメラはずっと嫌いだった?
ひどいものよ。子供時代の写真を見ると顔が引きつっているか、ぶすっとしているかのどちらか。
----レッドカーペットを歩いたり、パパラッチに囲まれるときは?
レッドカーペットは特に苦手。ティーンエージャーのときには歯の矯正をしていたので、絶対に笑うまいと思ってた。その癖から今も抜け出せない。(カメラマンから)「笑って!」と叫ばれると怯えちゃう。
----街で人に気付かれたりする?
今まで2回だけ。
----それはいつ?
親しくなったキーラ・ナイトレイと一緒にスキーに行ったときだった。空港でセキュリティーの検査を受けていると女の人が近づいてきて、「あなたを知ってる」って。キーラもそばにいたのに、その人ったら「えーと、どなたでしたっけ。私の娘のお知り合いだったかしら?」ですって。「勘弁してよ」って感じだった。
もう1回は、テレビで共演した男性と一緒のとき。1人でいるときは絶対に気付かれない。映画によって私の印象は変わるから。
----フェースブックを使う?
やめた。とっくの昔に付き合わなくなった人たちがコンタクトしてくるでしょ。なんでまた私と連絡を取りたがるのか理解できない。気味が悪い。
[2009年10月28日号掲載]