コラム

今年、トランプ流の閣僚人事で開かれる「パンドラの箱」【風刺画で読むアメリカ】

2025年01月06日(月)15時50分
ロブ・ロジャース(風刺漫画家)/パックン(コラムニスト、タレント)

新型コロナは白人と黒人を狙ったウイルスで、東欧系ユダヤ人と中国人には免疫がある、と主張する反ワクチン派のロバート・ケネディJr.氏が保健福祉長官に指名されたのも大きな不安材料。

性関連の疑惑がある。ロシアのプーチン大統領の言い分を繰り返す。陰謀論を広める。「そんな人を閣僚に指名?!」もびっくりだが、その前に「そんな人『が』閣僚を指名?!」もびっくり。


ギリシャ神話では、人類がパンドラの箱の中から出た疫病や死など「災い」に見舞われた。しかし、箱、つまり人類の手元には「希望」が残ったという。トランプ政権にも希望となるものはあるだろう。4年間、風刺画家はネタに困らないこととか......。

ポイント

PANDORA’S BOX?
パンドラの箱?

WORSE...TRUMP’S CABINET!
それよりひどい......トランプの閣僚人事よ!

プロフィール

パックンの風刺画コラム

<パックン(パトリック・ハーラン)>
1970年11月14日生まれ。コロラド州出身。ハーバード大学を卒業したあと来日。1997年、吉田眞とパックンマックンを結成。日米コンビならではのネタで人気を博し、その後、情報番組「ジャスト」、「英語でしゃべらナイト」(NHK)で一躍有名に。「世界番付」(日本テレビ)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などにレギュラー出演。教育、情報番組などに出演中。2012年から東京工業大学非常勤講師に就任し「コミュニケーションと国際関係」を教えている。その講義をまとめた『ツカむ!話術』(角川新書)のほか、著書多数。近著に『大統領の演説』(角川新書)。

パックン所属事務所公式サイト

<このコラムの過去の記事一覧はこちら>

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