お金はただあってもつまらない
年収1000万円×生活コスト1000万円と、年収300万円×生活コスト100万円。後者は現実的じゃないと批判する人も出てきそうだが、実際、菜央さんのようにタイニーハウスに住んで野菜は近所の農家にいただいて、といったやり方で子供がありながらも超低コストで暮らす人たちは最近たくさん現れてきている。
測るべきは、お金が多いか少ないかではない。生活とそれにかけるリソースのバランスのほうが重要なのだ。それによって丁寧な暮らしが実現すれば、それで十分という考え方が理解されるようになってきている。チャーリー・チャップリンもこう言っていた。「人生に必要なもの。それは勇気と想像力と、ほんの少しのお金さ」
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