- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- ロシア疑惑の捜査が「終結」しても、復讐に燃えるトラ…
ロシア疑惑の捜査が「終結」しても、復讐に燃えるトランプ
最近でも「自分はマケインを尊敬しない」と故人を冒涜したり、マケインの娘であるメーガン・マケイン氏に対して激しい罵倒ツイートを浴びせたり、とにかく憎しみが続いているようです。仮に、「オバマケア全廃」に成功すれば、その故マケインのレガシーも消し去ることができるというわけです。
この「オバマケア全廃」ですが、もちろん、現在の議会では民主党が下院の過半数を握っているために、まず法案が通る見込みはありません。そこで、大統領としては、連邦最高裁の「オバマケア合憲判決」をひっくり返したいという思惑があるようです。ですが、そうなると保守派でありながら、現在は「スイング」つまり保守とリベラルの立場を入れ替えながら全体の判決のバランスを取る、つまり中道的な判断に傾いているロバーツ最高裁長官を名指しで批判するのに等しく、三権分立への重大な挑戦ということになりかねません。
せっかく「訴追なし」という結果を勝ち取ったにもかかわらず、大統領は相変わらず「怒りに燃える復讐の鬼」といった、国内における政治的メンツの獲得ゲームに興じるばかりです。
そんななか、中国との通商交渉は展望が開けていませんし、ロシアに至ってはアメリカに至近のベネズエラを舞台に「本格冷戦」を仕掛けようと、挑発を繰り返しています。そんなわけで、今後も「トランプ政局」は不安定なまま、2020年の大統領選になだれ込んでいく雲行きです。
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガのご登録を!
気になる北朝鮮問題の動向から英国ロイヤルファミリーの話題まで、世界の動きを
ウイークデーの朝にお届けします。
ご登録(無料)はこちらから=>>
内紛続く米民主党、震源地はニューヨーク 2025.03.26
トランプが南米ギャング団幹部を国外追放、司法との対決に直面 2025.03.19
株価下落、政権幹部不和......いきなり吹き始めたトランプへの逆風 2025.03.12
施政方針演説で気を吐くトランプに、反転攻勢の契機がつかめない米民主党 2025.03.06
令和コメ騒動、日本の家庭で日本米が食べられなくなる? 2025.02.26
ニューヨーク市長をめぐる裏切りのドラマがリアルタイムで進行中 2025.02.19
トランプの政策に日本の現状を重ねて共感するのは、とんだお門違い 2025.02.12
-
「東京」外資系投資銀行のオフィス受付/未経験OK!想定年収322万円〜/土日祝休
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給23万円~30万円
- 正社員
-
「年350万〜476万」年休120日/土日祝休み/外資系金融企業の本社受付
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給25万円~34万円
- 正社員
-
外資企業の受付/英語活かせる・年休120日/六本木
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給28万6,000円~35万8,000円
- 正社員
-
外資系企業の総務アシスタント/未経験歓迎/土日祝休み
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 月給20万円~23万5,000円
- 正社員