プレスリリース

アリソントランスミッション搭載のパッカー車 14年間ATのトラブルなく、メンテナンスコスト削減と作業効率に貢献

2024年12月11日(水)17時15分
東京 2024年12月11日― 中・大型商用車向けオートマチックトランスミッションの世界最大手メーカー、アリソントランスミッションの6速フルオートマチックトランスミッション、アリソン2000シリーズ(TM)搭載、日野自動車製中型トラック、レンジャー「GD」をベースとしたパッカー車が、2024年秋に総走行距離が約38万キロに達しながらも青森県内の廃棄物回収事業者で14年にわたりトラブルなく快適な走行を維持し、事業効率の向上に貢献しています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/420207/LL_img_420207_1.jpg
アリソン2000シリーズ(TM)搭載 日野レンジャーGD 有限会社十和田環境サービス 保有パッカー車

青森県十和田市の有限会社十和田環境サービスは、2010年にアリソン2000シリーズ(TM)搭載のパッカー車を導入し、総走行距離が38万キロを超える中でも、これまでトランスミッションの大きなトラブルはなく、快適な走行を続け、メンテナンスコストを抑えています。十和田環境サービスでは、事業系の廃棄物を1日に30~40件回収し、頻回な発進、停止を繰り返す走行パターンで車両を稼働させています。
車両に大きな負担がかかる走行パターンでありながら、この14年間でトランスミッションのトラブルはなく、メンテナンスは定期的なフィルターやトランスミッションフルード(ATF)の交換程度であり、マニュアル車のようにクラッチ交換などを行う必要がなかったため、メンテナンスコストの低減に寄与し、車両のダウンタイムを最小限にしています。

マニュアルトランスミッション搭載のパッカー車は、頻回な発進や停止のたびに、PTOスイッチの操作を行いますが、アリソンAT搭載車では停車中にシフトセレクターをPレンジまたはニュートラルに入れた状態でPTOスイッチを一旦オンにした後、走行するためにシフトセレクターをDまたはRに移動させると自動的にオフに切り替わります。また、再びシフトセレクターをPレンジまたはニュートラルに移動させるとPTOが自動的にオンになるため、PTOスイッチを操作する必要がなく、回収物の積み込みなど、次の作業にすぐ取り掛かることができ、作業効率が上がります。(注:不慮の事故を防ぐため、作業時に一旦停車する際はニュートラルではなく、Pレンジに入れることを推奨)

十和田環境サービス、竹内慎也取締役は、「アリソンAT車は、PTO操作の簡素化が図れるだけでなく、坂道発進時など、圧倒的に操作性が楽であることが、ドライバーにとって大きなメリットだと感じています。ドライバーの負担を軽減するためにもアリソンAT搭載車の導入は意義深く、加えて経営側としてもメンテナンスコストとメンテナンス時間の削減に寄与していると感じています。これまで大きなトラブルはありませんでしたが、製品そのものの堅牢性、耐久性が高いことに加え、アリソンのサービスディーラーである株式会社東奥ヂーゼルが、頻繁に車両の調子を聞くために連絡をくれるだけでなく、定期メンテナンスを推奨し、迅速に実施してくれるため、不測のトラブルを予防できていると考えます。
私たちは長年にわたる信頼関係の構築を図ることができているため、安心してメンテナンスをお任せすることができます。この車両は当分の間代替えする必要なく、問題なく走行できるでしょう」と述べています。

ドライバー不足の中、労働時間の上限が規制された運輸業界での2024年問題に対応すべく、2026年4月に中型トラックにAT限定免許が導入されることとなりました。商用車メーカーはAT搭載車の設定を増加させ、運輸事業者によるAT車の導入は今後広がると見られます。竹内氏は「新入社員の研修に1ヶ月は要するところを、AT搭載車であれば研修期間を短縮することができるため、即戦力にしやすく、AT搭載車を保有することでAT限定免許保有者に対するアピールにもなるため、採用活動での大きなメリットとなりうる」と付け加えました。


【アリソントランスミッションについて】
アリソントランスミッション(NYSE:ALSN)は、中・大型商用車用および米国軍用車向けオートマチックトランスミッション、商用車向け完全電気駆動システムおよびハイブリッドシステムの世界最大手メーカーです。アリソンは、あらゆる市場・用途(配送、塵芥収集車、建機、消防車両、スクールバス、路線・観光バス、キャンピングカー、エネルギー開発・鉱山用機器、軍需用装輪車両・無限軌道車両など)で採用されています。
米国インディアナ州インディアナポリスで1915年に創業したアリソンは、世界150以上の国と地域でビジネスを展開し、オランダ、中国、ブラジルに地域本部、米国、ハンガリー、インドに製造拠点を持ち、インディアナ州インディアナポリス、ミシガン州オーバンヒルズ、英国ロンドンに電動化エンジニアリングセンターなどのグローバルなエンジニアリングリソースも有しています。また、約1,600か所の独立した販売・サービスディーラーで充実したサポートを提供しています。
https://www.allisontransmission.com/


【画像】
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/420207/LL_img_420207_2.jpg
2010年導入 アリソン2000シリーズ(TM)搭載 日野レンジャーGD

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/420207/LL_img_420207_3.jpg
有限会社十和田環境サービス 取締役 竹内慎也氏


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米銀幹部、暗号資産に慎重姿勢 トランプ氏の規制緩和

ビジネス

日経平均2カ月ぶり4万円、日米ハト派織り込みが押し

ワールド

台湾高官が訪米、トランプ氏政権移行チーム関係者と会

ワールド

ブラジル中銀が1%に利上げペース加速、同幅の追加引
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:韓国 戒厳令の夜
特集:韓国 戒厳令の夜
2024年12月17日号(12/10発売)

世界を驚かせた「暮令朝改」クーデター。尹錫悦大統領は何を間違えたのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達した江戸の吉原・京の島原と並ぶ歓楽街はどこにあった?
  • 3
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 5
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 6
    ノーベル文学賞受賞ハン・ガン「死者が生きている人を…
  • 7
    韓国大統領の暴走を止めたのは、「エリート」たちの…
  • 8
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 9
    「糖尿病の人はアルツハイマー病になりやすい」は嘘…
  • 10
    統合失調症の姉と、姉を自宅に閉じ込めた両親の20年…
  • 1
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 2
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、妻の「思いがけない反応」...一体何があったのか
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    国防に尽くした先に...「54歳で定年、退職後も正規社…
  • 6
    朝晩にロシア国歌を斉唱、残りの時間は「拷問」だっ…
  • 7
    「男性ホルモンが高いと性欲が強い」説は誤り? 最新…
  • 8
    男性ホルモンにいいのはやはり脂の乗った肉?...和田…
  • 9
    人が滞在するのは3時間が限界...危険すぎる「放射能…
  • 10
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 9
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中