プレスリリース

発達支援に関する研究が研究奨励賞を受賞 アース・キッズ、マスセット、チャイルド社による共同研究

2024年09月17日(火)10時45分
障害児通所支援事業を行うアース・キッズ株式会社(R)(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:高見 裕一)は、マスセット株式会社と株式会社チャイルド社との3社連携による共同研究にて、「日本ストレスマネジメント学会 第22回学術大会」で研究奨励賞を受賞いたしました。本研究は、子どもたちの発達支援におけるバランス感覚の向上を介した療育が、ポジティブな感情を喚起する効果について検討したものです。
今回の研究結果から、特に発達に課題のある子どもたちへの支援において、バランス感覚の向上を通じた療育が、楽しさや面白さなどのポジティブな感情を喚起し、それが持続的な療育実施につながるアプローチとして有効であることが示されました。特に、発達の特性に考慮して検討を行ったことで、よりよい支援に繋がると考えられます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/410178/LL_img_410178_1.png
研究奨励賞受賞

■研究概要
アース・キッズ株式会社・発達障害療育研究所の土屋 さとみ、同研究所および桜美林大学の小関 俊祐、マスセット株式会社の長尾 雄介による共同研究では、児童発達支援・放課後等デイサービス「スタジオそら」に通う57名の子どもたちを対象に、バランス感覚の向上を介した療育がポジティブ感情に与える影響を調査しました。
方法としては、用具として「ロッキングボール・クリアー」および「ウェイブバランス平均台」(共にマスセット株式会社提供)を発達支援療育の中で提示し、子どもたち自ら使用するかどうかの判断を委ね、使用した場合にこれらを通じて楽しさや面白さ、気持ちよさ等を感じたかどうか評定を求めました。
結果として、バランス感覚の向上を介した療育を実施するなかで、子どもの楽しい、面白いといったポジティブな感情を喚起させる効果が確認されました。その一方で、気持ちよさの感覚には、発達の特性ごとに差異が生じており、子どもの感覚の過敏さなども考慮する必要性が示唆されました。
本研究は株式会社チャイルド社による三社連携調整により、実現に至りました。

発表ポスターについては以下をご確認ください。
バランス感覚の向上を介した療育のポジティブ感情喚起効果ー子どもの発達特性を考慮した検討ー_ポスター
https://www.atpress.ne.jp/releases/410178/att_410178_2.pdf

論文については以下をご確認ください。
バランス感覚の向上を介した療育のポジティブ感情喚起効果ー子どもの発達特性を考慮した検討ー_論文
https://www.atpress.ne.jp/releases/410178/att_410178_1.pdf

出典:
土屋 さとみ・小関 俊祐・長尾 雄介(2024).日本ストレスマネジメント学会 第22回学術大会・研修会抄録集, P14.


■三社連携の経緯
アース・キッズ株式会社が運営する、総合情報メディア「チャイルドラボ」創設にあたり、マスセット株式会社および株式会社チャイルド社とパートナー連携を行い、子どもたちの健やかな成長を支えるという目的で協働開始。展開する事業を相互に活用しあい、すべての子どもたちが安心して過ごせるより良い社会を目指します。

アース・キッズ株式会社(R):
「子どもたちのために。以上。」を理念とし、「すべての子どもたちが公平に可能性にチャレンジできる...。そんな社会を創る。」をビジョンに、児童発達支援・放課後等デイサービス「スタジオそら(R)」、子どもの健やかな成長を支える総合情報メディア「チャイルドラボ(R)」を展開。

マスセット株式会社:
「マスセットは地球環境に配慮した企業活動と環境保全に努力し、豊かな想像力と技術力を生かして、社会とお客様の信頼と満足度の向上をはかり、子ども達の未来社会に貢献します。」を理念とし、保育用品の設計・開発、製造及び仕入販売を行う。

株式会社チャイルド社:
「幼児の 美しいこころ すこやかなからだ ゆたかな夢 をそだてる」を理念とし、「園のお役に立つこと」「一人ひとりの子どもの最善の利益」の実現を目指して様々な教育・保育に関する商品やサービスを展開。グループ会社である株式会社三恭では保育園「パピーナ」を6か所で運営。


■総合情報メディア「チャイルドラボ」
育児×保育×療育をつなぎ、すべての子どもの健やかな成長を支える、アプリ・WEBサイトの総合情報メディアです。保護者と保育園や幼稚園、発達支援施設の先生などの子どもに関わるすべての人に向け、「育児・子育て」「暮らし」「心の健康」「身体の健康」「園・施設紹介」「エンタメ」「発達障害」「保育者」「児発・放デイ」の9カテゴリーにわたって、記事と動画で情報を提供します。

WEBサイト:
https://child-lab.jp/

App Store:
https://apps.apple.com/jp/app/child-lab/id6468036949

Google Play:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.studio_sora.childlab


■会社概要
商号 : アース・キッズ株式会社
代表者 : 代表取締役 高見 裕一
所在地 : 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-6 原宿MOA 2F
設立 : 2000年1月28日
理念 : 子どもたちのために。以上。
ビジョン: すべての子どもたちが公平に可能性にチャレンジできる...。
そんな社会を創る。
事業内容: 児童福祉法に基づく児童発達支援、
放課後等デイサービス「スタジオそら」
子どもの健やかな成長を支える総合情報メディア「チャイルドラボ」
URL : https://earth-kids.com/
TEL : 03-3403-4389
FAX : 03-3403-4388
Mail : child-lab@earth-kids.com


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾、米国等との協力で戦闘効率が向上=国防相

ワールド

米東海岸の港湾スト、実施されれば直ちに供給網混乱も

ワールド

中国が米国にもたらす難題、冷戦時代を超越=米国務副

ワールド

豪8月就業者数は予想上回る、失業率横ばい 労働市場
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    クローン病と潰瘍性大腸炎...手ごわい炎症性腸疾患に高まる【新たな治療法】の期待
  • 2
    北朝鮮で10代少女が逮捕、見せしめに...視聴した「禁断の韓国ドラマ」とは?
  • 3
    「ポケットの中の爆弾」が一斉に大量爆発、イスラエルのハイテク攻撃か
  • 4
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 5
    浮橋に集ったロシア兵「多数を一蹴」の瞬間...HIMARS…
  • 6
    「トランプ暗殺未遂」容疑者ラウスとクルックス、殺…
  • 7
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優…
  • 8
    地震の恩恵? 「地震が金塊を作っているかもしれない…
  • 9
    岸田政権「円高容認」の過ち...日本経済の成長率を高…
  • 10
    米大統領選を左右するかもしれない「ハリスの大笑い」
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢な処刑」、少女が生き延びるのは極めて難しい
  • 4
    キャサリン妃とメーガン妃の「ケープ」対決...最も優…
  • 5
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 6
    北朝鮮で10代少女が逮捕、見せしめに...視聴した「禁…
  • 7
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 8
    エリザベス女王とフィリップ殿下の銅像が完成...「誰…
  • 9
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将…
  • 10
    世界に離散、大富豪も多い...「ユダヤ」とは一体何な…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 3
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 4
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 5
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 6
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
  • 7
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは.…
  • 8
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 9
    止まらない爆発、巨大な煙...ウクライナの「すさまじ…
  • 10
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中