コラム

アマゾンEcho、Google Home、アップルHomePodを日常で使ってみた

2018年03月07日(水)16時30分

2月9日に発売されたアップルHomePod Shannon Stapleton-REUTERS

このコラムでは、以前に、日本では発売前のスマートスピーカーを採り上げたことがあった。スマートスピーカーとは、アマゾンのAlexa、グーグルのGoogle Assistant、アップルのSIriといったAIアシスタントをサポートした、インテリジェントなスピーカー製品のことを指す。

他のことをしながらでも利用できる

これまで電子機器は、ユーザーとのコミュニケーションにおいて画面を重視し、パーソナルコンピュータはもちろん、スマートフォンやタブレットでも、新型が出るたびにスクリーンの解像度が高くなり、発色も良くするといった競争を繰り広げてきた。

ところが、ここにきて、ディスプレイを持たず声だけで情報のやり取りを行うデバイスが注目されているのは何故だろうか?

それは、声によるコミュニケーションが人間にとって非常に自然なものであり、料理や読書、テレビ視聴、ドライブなど、他のことをしながらでも利用できる情報処理のやり方だからである。

たとえば、タッチ式のスマートデバイスは高齢者の間でも普及しつつあるが、タップができてもスワイプやドラッグ操作は苦手という人も少なくない。簡単に思えても、普段の生活の中で馴染みのない操作を覚えるのは、それなりに大変なのである。

これに対して、声で指示を出したり、ものを尋ねたりすることは、誰でも日常的に行っている。つまり、スマートフォンやタブレットの天気予報アプリやニュースアプリをうまく使うことができない人でも、スマートスピーカーにならば、普通に「今日の天気は?」とか「ニュースを聞かせて」と訊くだけで、目的を果たせるのである。

「アレクサ」が呼びかけやすい

もちろん、質問の前にスマートスピーカーに呼びかける必要があるが、これは家族の誰かに声をかけて天候や今日のトップニュースなどを訊くのと同じようなものだ。最初は気恥ずかしいかもしれないが、慣れればペット相手に何かをつぶやくのと、さほど変わらない感覚になる。

プロフィール

大谷和利

テクノロジーライター、原宿AssistOnアドバイザー、NPO法人MOSA副会長。アップル、テクノロジー、デザイン、自転車などを中心に執筆活動を行い、商品開発のコンサルティングも手がける。近著に「成功する会社はなぜ「写真」を大事にするのか」(現代ビジネスブック)「ICTことば辞典:250の重要キーワード」(共著・三省堂)、「東京モノ作りスペース巡り」(共著・カラーズ)。監修書に「ビジュアルシフト」(宣伝会議)。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、NATO支持再確認 「必要なときに米を

ワールド

トランプ氏との会談望む、同盟国から安全保証の明確な

ビジネス

米12月ISM非製造業指数、54.4に上昇 雇用が

ワールド

ベネズエラ原油、米に無期限供給へ 制裁も緩和か=報
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじゃいる」──トランプの介入口実にデンマーク反発
  • 4
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 8
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    若者の17%が就職できない?...中国の最新統計が示し…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story