コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

どっちもどっちな日本学術会議と政府の明治時代から続く相克の歴史

<学者まで役人扱いせんとする菅政権の強権ぶりと、いつまでも兵器技術研究を忌避し続ける日本学術会議> 日本学術会議が推薦した新規会員候補6人の

2020.10.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

長期政権を担う気構えに欠ける「つなぎの菅政権」が継ぐべきビジョン

菅内閣が慌ただしく誕生して約2週間。外国首脳との電話会談も始めたし、やるべきことを着々と進めている。これまで政権の番頭格だったのだから、で

2020.10.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

菅首相選出に国民はしらけムード、日本の統治体制は死に体だ

<自民党も民主党も駄目となっていたから、安倍政権は「官邸」主導の政治を繰り広げた。今回の「後継選出」がしらじらしい背景には、いくつかの問題が

2020.09.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

ベラルーシがウクライナの二の舞いにならない理由

<2014年にクリミア半島がロシアに「併合」された事案とは根本的に異なっている> ベラルーシで8月9日に大統領選挙が行われたが、6選を狙った

2020.09.04
外交官の万華鏡 河東哲夫

「米中冷戦」時代はこうして生き延びよ

<米ソ冷戦とは全く異なるリアルな危険を示す対立構造、その本質を理解するための処方箋> 世の中は「米中冷戦」で持ち切りである。米ソ冷戦時のよう

2020.08.18
外交官の万華鏡 河東哲夫

ロシアで叫ばれる「アメリカ崩壊論」の現実味

<資本主義が終わり工業を失いドルは紙切れになると揶揄するが......> 新型コロナウイルスの拡大に反人種差別デモ――。アメリカで何が起きて

2020.07.28
外交官の万華鏡 河東哲夫

インドが「国境衝突で反中になる」という誤解

<領有権を争う地域で犠牲者が出ても対中関係が決定的に悪化しない理由とは> 6月15 日、印中国境の係争地域で両軍が衝突し、インド側に20人以

2020.07.15
外交官の万華鏡 河東哲夫

もうアメリカにひれ伏さない――ドイツが「新生欧州」の盟主になる時

<レームダック状態から復活したメルケルがコペルニクス的転換で米中新時代に立ち向かう> 2015年のシリア難民の大量受け入れで指導力を失ってい

2020.06.30
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本人には分からない人種差別問題のマグニチュード

<アメリカ人にとっては単なる道徳問題ではない、生存を懸けたゼロサムゲーム> 5月25 日に米ミネソタ州で黒人市民が8分以上も警官に首を膝で押

2020.06.16
外交官の万華鏡 河東哲夫

コロナを契機に日本を大掃除せよ

<安倍政権発足から7年半、「緩んだ」日本政治を立て直すために必要な制度改革とは> 安倍政権の支持率は5月下旬に30%を割ったが、補正予算の大

2020.06.02
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 4
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 5
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 6
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 7
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 8
    ロケット弾直撃で次々に爆発、ロシア軍ヘリ4機が「破…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中