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「現実をどう伝えたらいい?」警官に憧れ過ぎの息子が心配です
PHOTO ILLUSTRATION BY SLATE. PHOTO BY MASTER1305/ISTOCK/GETTY IMAGES PLUS
<5歳の息子は警官のことを、優しい正義の味方だと思っています。でも、それは私たちが裕福な白人だから。多くの人にとって警察がどんな存在なのか、きちんと話したいのですが──。文化評論家ジャミラ・ルミューの回答は?>
Q:5歳の息子が警官に夢中です。制服もパトカーも警察犬も大好きで、「大きくなったらおまわりさんになる」とみんなに言います。通りで警官を見つけると、駆け寄って挨拶します。私たちが暮らしているのは白人しかいないような住宅地なので、警官も気さくに息子の相手をしてくれます。彼らはたいてい暇そうですし、息子がパトカーを触ったり制服をじろじろ見たりしても気にしません。
こんな息子の憧れがとても心配です。息子は警官のことを、優しい正義の味方だと思っています。でも、もちろん私たちが裕福な白人だから、そう思えるのです。このところ相次いでいる事件が示すように、多くの人にとって警官は正義の味方ではないという現実を、どう教えたらいいでしょう。
今までは息子の憧れを強く抑え付けるようなことはしませんでした。警官になるのが夢だと言えば、人のためになる他の仕事(救急車の運転手とか)をさりげなく薦めました。ハロウィーンに警官の制服を着たいと言ったときも、別の仮装をするよう、やんわり促したくらいです。でも、そろそろ警察の実態についてきちんと話すべきだと思うのです。アドバイスをいただけますか。