ミャンマー軍事政権と反軍勢力、停戦延長の意向=マレーシア首相

4月18日、ミャンマーの軍事政権と、軍事政権に抵抗する「挙国一致政府(NUG)」は停戦を延長する方針を示した。写真はミャンマー軍政のミンアウンフライン総司令官とマレーシアのアンワル首相が会談を行ったバンコクのホテルで17日撮影(2025年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
Panu Wongcha-um
[バンコク 18日 ロイター] - ミャンマーの軍事政権と、軍事政権に抵抗する「挙国一致政府(NUG)」は停戦を延長する方針を示した。大地震後の人道支援をサポートすることが狙い。
東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国を務めるマレーシアのアンワル首相が18日、タイの首都バンコクで明らかにした。
アンワル氏は軍事政権、NUGの双方と17日から協議を続けてきた。
ミャンマーでは3月28日に発生した大地震で3600人以上が死亡。これを受けてNUGが停戦を表明し、軍事政権も4月2日に20日間の停戦を発表した。
ただ、国連などによると、軍事政権は一部の地域で軍事作戦を続けている。
アンワル氏は「われわれの優先課題は人道支援だ。停戦が必要であり、人道支援に携わる全ての人々の安全を確保する必要がある」と述べた。