インドネシア、米から食料・エネなど輸入拡大へ 関税交渉で提案

インドネシアのハルタルト調整相(経済担当)は訪問先のワシントンで、同国が米国から食料や日用品の輸入を増やす一方、現在の輸入元である国からの輸入を減らす考えを示した。インドネシア・ジャカルタのタンジュンプリオク港で2月撮影(2025年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 18日 ロイター] - インドネシアのハルタルト調整相(経済担当)は訪問先のワシントンで、同国が米国から食料や日用品の輸入を増やす一方、現在の輸入元である国からの輸入を減らす考えを示した。
米国はインドネシアからの輸入品に32%の「相互関税」を課すと発表した。ハルタルト氏は米国側と関税について協議するため訪米中で、約100億ドルのエネルギー輸入など最大190億ドルに上る米製品の輸入拡大を提案している。
会見で、小麦、大豆、大豆ミールなどの農産物購入も増やす予定だと説明。さらに、インドネシアで事業を行う米国企業に対する許可承認などを支援するとした。
今回の訪米では米通商代表部のほか、ラトニック商務長官と会談したとし、両国が今後60日以内に交渉を完了させることで合意したという。