トランプ氏、パウエルFRB議長解任をウォーシュ元理事と協議=報道

トランプ米大統領は数カ月にわたり、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の解任について私的に協議してきた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が17日、報じた。4月17日撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[17日 ロイター] - トランプ米大統領は数カ月にわたり、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の解任について私的に協議してきた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が17日、報じた。
トランプ氏はケビン・ウォーシュ元FRB理事とこの件について話し合い、パウエル氏の後任としてウォーシュ氏を起用する可能性について言及したと報じている。
WSJ紙によると、ウォーシュ氏はパウエル議長解任の試みに反対し、任期を全うさせるべきだとトランプ氏に助言した。
トランプ大統領はこの日、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、パウエル議長の解任は「早ければ早いほど良い」とし、FRBに対し改めて早期利下げを要求。その後、ホワイトハウスで記者団に対し、パウエル議長は「私が求めれば辞任するだろう」と述べた。
パウエル議長の任期は2026年5月まで。