原油先物は下落、米中貿易戦争激化で

4月10日、アジア時間の原油先物は約1%下落。トランプ米大統領が中国との貿易戦争を激化させたことを受けた。写真は2月、米テキサス州パーミアン盆地で撮影(2025年 ロイター/Eli Hartman)
Arathy Somasekhar
[10日 ロイター] - アジア時間の原油先物は約1%下落。トランプ米大統領が中国との貿易戦争を激化させたことを受けた。
0108GMT(日本時間午前10時08分)時点で、北海ブレント原油先物は0.73ドル(1.1%)安の1バレル=64.73ドル、米WTI原油先物は0.49ドル(0.8%)安の61.86ドル。
前日は7%下落する場面もあったが、ともに4%高で引けていた。
トランプ氏は9日、国・地域ごとに設定した相互関税の上乗せ分について90日間の停止を発表したが、中国に対する追加関税については同日発動したばかりの104%から、125%に引き上げ即時発効するとした。
中国も、米国からの輸入品に対する追加関税率を当初発表していた34%から84%に引き上げると発表した。
米エネルギー情報局が発表した4日までの1週間の米原油在庫は260万バレル増加し、ロイターがまとめた市場予想の140万バレル増のほぼ倍の伸びとなった。