金融市場への影響を引き続き注視=米相互関税一時停止で加藤財務相

加藤勝信財務相は10日午前の参議院財政金融委員会で、トランプ米大統領が相互関税の上乗せ分を90日間停止すると発表したことに関して、金融資本市場への影響を引き続き注視していく考えを示した。写真は2024年10月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 10日 ロイター] - 加藤勝信財務相は10日午前の参議院財政金融委員会で、トランプ米大統領が相互関税の上乗せ分を90日間停止すると発表したことに関して、金融資本市場への影響を引き続き注視していく考えを示した。
加藤財務相は相互関税の一時停止について「前向きに受け止めている」と評価。今後については「米国の一挙手一投足でわが国の金融市場、資本市場にもいろいろ影響が出てきている。引き続きしっかり注視していきたい」と述べた。
また、「今回の関税措置などの影響が国内経済、企業、国民の暮らしにどういうかたちで影響を与えるか、しっかり分析し、対応に万全を期したい」と語った。
勝部賢志委員(立憲)への答弁。