再送-米議会襲撃事件、FBI関与疑惑を調査=情報機関高官

4月9日、 ケント国家情報長官首席補佐官は、トランプ大統領の支持者らが2021年1月6日に連邦議会議事堂を襲撃した事件に関し、米連邦捜査局(FBI)が関与していたかどうかについて、情報機関が調査していると明らかにした。写真は2021年1月6日、議会を襲撃するトランプ氏支持者ら(2025年 ロイター/Jim Urquhart)
(見出しの誤字を宇宇正ました)
By Jonathan Landay
[ワシントン 9日 ロイター] - ケント国家情報長官首席補佐官は9日、トランプ大統領の支持者らが2021年1月6日に連邦議会議事堂を襲撃した事件に関し、米連邦捜査局(FBI)が関与していたかどうかについて、情報機関が調査していると明らかにした。
ケント氏は国家対テロ対策センター(NCTC)の次期所長に指名されており、上院情報委員会の承認公聴会で発言した。
議事堂襲撃を巡っては、一部の極右陰謀論者がFBI捜査官が秘密裏に関与していたと虚偽の主張をしているが、米司法省監視機関が昨年12月に発表した報告書でこれを否定している。
民主党のケリー上院議員は、FBIと情報機関が議会襲撃計画に関与していたとするXへの投稿を裏付ける証拠はあるかと質問した。
これに対しケント氏は「FBIや他の機関が管理している複数の情報提供者が当日、群衆の中にいて指示を出したり、障害物を撤去したりしていたことがすでに確認されている」とし「この件については広範囲に捜査が行われており、引き続きこの情報を調査する」と述べた。
さらに暴徒の中に情報提供者がいたという事実をFBIなどが「隠蔽しようとした」と主張した。
同氏は米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)出身の元米中央情報局(CIA)職員で、トランプ大統領の熱心な支持者として知られている。