中国、米関税発動受け経済対策協議へ 9日にも会合=関係筋

4月9日 中国の最高指導者らが米国との貿易戦争が激化する中、景気支援と資本市場の安定化に向けた対策を協議するため、早ければ9日にも会議を開く。写真は中国と米国の国旗で、3月20日に撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[9日 ロイター] - 中国の最高指導者らが米国との貿易戦争が激化する中、景気支援と資本市場の安定化に向けた対策を協議するため、早ければ9日にも会議を開く。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
トランプ米政権はこの日、相互関税を発動。中国に対する追加関税は累計104%となった。相互関税が先週発表されて以来、中国高官による会合開催が明らかになったのはこれが初めて。
国務院(内閣に相当)や政府機関、規制当局の高官らが出席する予定で、国内消費拡大と資本市場支援策について議論するとみられる。ある関係者は、輸出税還付などについても協議される可能性が高いと述べた。
国務院新聞弁公室はコメント要請に応じていない。
2人目の関係者によると、景気刺激策の一部は数週間以内に実施される可能性があるという。