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イラン核合意なければ厳しい制裁も、米エネルギー長官が警告

2025年04月09日(水)09時40分

4月8日、ライト米エネルギー長官(写真)はイランが核開発計画に関してトランプ政権と合意に至らない場合、より厳しい制裁が科される可能性があるとの認識を示した。テキサス州ヒューストンで3月撮影(2025年 ロイター/Kaylee Greenlee)

[ワシントン 8日 ロイター] - ライト米エネルギー長官は8日、イランが核開発計画に関してトランプ政権と合意に至らない場合、より厳しい制裁が科される可能性があるとの認識を示した。

CNBCのインタビューで「イランに対して非常に厳しい制裁が科されると予想している。できればイランが核開発計画を放棄するよう促したい」と述べた。

関係筋によると、ライト氏は9日から約2週間、サウジアラビアを含む中東3か国を訪問する。

ライト氏はトランプ大統領が国内の石炭増産を促す大統領令に署名したことについて、人工知能(AI)向けデータセンターや鉄鋼生産など、さまざまな産業活動に不可欠だとして擁護した。

「AIブームに対応し米国を再工業化するためには、電力供給の拡大が必要だ。今後5年から10年で米国の電力生産を大幅に増やすためには、石炭火力発電所の閉鎖を中止しなければならない」と語った。

また、欧州の指導者はエネルギーの未来をロシアに託したことを後悔していると指摘し、ウクライナ戦争が終結しても欧州諸国がロシアからのエネルギー輸入を再開することはないとの見解を示した。

ロイター
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