米デル、25年度はコスト削減で10%人員減 多様性方針は維持

3月25日、米デル・テクノロジーズは年次報告で、2025会計年度は従業員数が10%減少したと明らかにし、多様性と包摂性への取り組みを再確認したと発表した。写真は同社のロゴ。フランスのビルパントで2023年11月撮影(2025 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[25日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズは年次報告で、2025会計年度は従業員数が10%減少したと明らかにし、多様性と包摂性への取り組みを再確認したと発表した。
同社は外部採用の制限や従業員の再編成を通じて引き続きコスト削減に努めており、1月31日時点の従業員数は約10万8000人で、前年の約12万人から減少したという。24年度は約5%減だった。
多様性と包摂性に関する文言は維持。「当社は雇用機会均等に取り組むとともに、目標達成に向け包括的なポリシーを継続している」と説明した。
トランプ大統領は、多様性、公平性、包摂性(DEI)の取り組みは差別的とし、こうした取り組みが法に抵触するか司法省が調査する可能性があると示唆。メタやアルファベットなどの企業はDEIの取り組みを中止した。