シェブロンCEO「米エネ政策に持続性を」、トランプ氏の急転換に

3月10日、米石油大手シェブロンのマイケル・ワース最高経営責任者(CEO=写真)はヒューストンで行われたエネルギー業界の国際会議「CERAWeek (セラウィーク)」で、米国のエネルギー政策が極端に振れるのではなく、持続性を持つことを望んでいると述べた。(2025年 ロイター/Kaylee Greenlee)
Sheila Dang
[ヒューストン 10日 ロイター] - 米石油大手シェブロンのマイケル・ワース最高経営責任者(CEO)は10日、ヒューストンで行われたエネルギー業界の国際会議「CERAWeek (セラウィーク)」で、米国のエネルギー政策が極端に振れるのではなく、持続性を持つことを望んでいると述べた。
第二次トランプ政権は発足数週間で、前政権のエネルギー政策の多くが転換された。
トランプ氏は先月末、シェブロンに2022年以来認められていたベネズエラでの操業と原油輸出の認可を取り消すと表明。政策転換が同社に直接影響する形となった。
ワース氏は「ある極端な政策から別の極端な政策へと振れるのは正しいアプローチではない。われわれは何十年もかけて資本を配分してきており、一貫性と持続性のある政策を必要としている」と述べた。
一例としてエネルギー事業の認可を挙げ、一部については法制化して、将来の政権が反転させるリスクを回避することが必要だと述べた。