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アラブ連盟、ガザ復興計画採択 トランプ氏構想の対案

2025年03月04日(火)22時03分

 アラブ連盟は4日開催した首脳会議で、パレスチナ自治区ガザの復興に向けエジプトが策定した計画を採択した。トランプ米大統領の構想への代替案となる。ガザ南部ハンユニスで3日撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)

[カイロ 4日 ロイター] - アラブ連盟は4日開催した首脳会議で、パレスチナ自治区ガザの復興に向けエジプトが策定した計画を採択した。トランプ米大統領の構想への代替案となる。

トランプ氏は、ガザの住民を周辺国に恒久的に再定住させた上で、ガザを米国が所有し再開発して「中東のリビエラ」にする構想を打ち出していた。

ロイターが確認したエジプト策定の計画書のコピーによると、復興計画は総事業費530億ドルで全体的な再建期間を5年と想定。

まず6カ月かけて、がれき類の撤去と仮設住宅の設置などを行う。次に第1段階(2年間)で住宅20万戸の建設を計画する。費用は200億ドルと想定。第2段階(2年半)ではさらに住宅20万戸の建設、空港の建設などを予定する。費用は300億ドルと想定する。

計画書には、ガザ地区の再開発後の地図や住宅開発地、庭園、コミュニティセンターのなどの人工知能(AI)で生成した画像が盛り込まれている。

ロイター
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