トルコ外相、ウクライナ和平協議の開催を提案 ロシア外相と会談

トルコのフィダン外相は24日、同国はウクライナとロシアの協議の開催地となる用意があり、和平につながるあらゆる取り組みを支持するとの考えを示した。同日撮影(2025年 ロイター/Murat Cetinmuhurdar/PPO/Handout via REUTERS)
[アンカラ 24日 ロイター] - トルコのフィダン外相は24日、同国はウクライナとロシアの協議の開催地となる用意があり、和平につながるあらゆる取り組みを支持するとの考えを示した。
ロシアの侵攻から3年を迎えた24日、ロシアのラブロフ外相と会談したフィダン外相は、米国の和平への取り組みについて「結果重視」のアプローチとして評価していると述べた上で、解決には双方が参加する必要があると改めて強調した。
「われわれは会談を通じた和平の達成に向けてあらゆる形で支援する用意がある。以前と同様に、会談を主催する用意もある」と述べた。トルコは、2022年のロシアによるウクライナ侵攻後、黒海における穀物輸出の安全な航路確保を巡る協議を仲介した。
ウクライナが要求している米国と西側諸国からの安全保障について問われると、「(トルコは)原則として平和に貢献するあらゆる措置を取る用意がある」と言明した。
これに対し、ラブロフ外相は戦争終結に必要な条件を巡るロシアの立場は変わっておらず、ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)申請の撤回には交渉の余地がないとの見方を改めて示した。