ハマス、最年少2人含む人質4人の遺体引き渡し

2月20日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは、停戦合意の一環で、最年少の子ども2人を含むイスラエル人の人質4人の遺体を引き渡した。写真はガザ南部ハンユニスで国際赤十字職員に遺体を引き渡すハマス関係者(2025年 ロイター/Hatem Khaled)
James Mackenzie
[エルサレム 20日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスは20日、停戦合意の一環で、最年少の子ども2人を含むイスラエル人の人質4人の遺体を引き渡した。
引き渡されたのは、2023年10月7日のハマスの奇襲攻撃で人質となった当時生後9カ月の乳児と4歳の兄、母親の遺体ともう一人の人質の遺体。
ハマス側は23年11月、子供2人と母親がイスラエル軍の空爆で死亡したと発表していた。
今月22日には生存する人質6人が解放される予定。
停戦合意の第1段階では、ハマスが人質33人を解放し、イスラエルも拘束している2000人近いパレスチナ人を釈放する。ハマスはこれまでにイスラエル人の人質19人とタイ人の人質5人を解放した。
第2段階の交渉は数日中に始まる見通し。残る約60人の人質の解放とイスラエル軍の完全撤退に向けた協議が予想されている。生存している人質は半分以下とみられている。