イエメンのフーシ派、ガザ住民強制移住なら攻撃辞さずと表明
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者、アブドルマリク・フーシ氏は、米国とイスラエルがパレスチナ自治区ガザ住民の強制移住に踏み切れば、フーシ派は直ちに軍事行動に出ると、13日のテレビ演説で表明した。2024年9月、ガザ地区中央で撮影(2025年 ロイター/Ramadan Abed)
[ドバイ/アデン 13日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者、アブドルマリク・フーシ氏は、米国とイスラエルがパレスチナ自治区ガザ住民の強制移住に踏み切れば、フーシ派は直ちに軍事行動に出ると、13日のテレビ演説で表明した。
イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスとの停戦合意は1月19日に発効したが、互いに相手側の違反行為を非難し、今週に入り合意が崩れる危険性が高まっている。
トランプ米大統領は、ガザの住民を域外に移住させ、リゾート地を建設する構想を提示。アラブ諸国は激しく反発している。
フーシ氏は、米国とイスラエルが武力でガザ住民を追い出そうとすれば、ミサイルや無人機で介入するほか、紅海で船舶を攻撃するとし、「犯罪者のトランプが脅しを実行に移した場合、全ての武装勢力に軍事介入の準備を呼びかける」と述べた。
フーシ派は2023年11月以来、イスラエルと戦うハマスを支援するため、イエメン沖で100回以上、船舶を攻撃。海運の混乱を招いてきたほか、イスラエルに対してもこの1年間、ミサイルを頻繁に発射してきた。