ABNアムロ、25年純金利収入減少へ 第4四半期利益は予想超え
2月12日、オランダの大手銀行ABNアムロは、2025年の純金利収入が減少に転じるとの見通しを示し、昨年第4・四半期の利益が予想を上回ったのは「大部分が一時的な要因によるもの」と指摘した。写真は、同社本社。2019年5月、アムステルダムで撮影(2025年 ロイター/Piroschka Van De Wouw)
[12日 ロイター] - オランダの大手銀行ABNアムロは12日、2025年の純金利収入が減少に転じるとの見通しを示し、昨年第4・四半期の利益が予想を上回ったのは「大部分が一時的な要因によるもの」と指摘した。
24年の純金利収入は4%増の65億ユーロで、より有利な金利環境を背景に目標を上回った。25年の純金利収入は62億─64億ユーロ(約64億2000万─66億3000万ドル)に減少するとした。
ロバート・スワーク最高経営責任者(CEO)は「昨年は純金利収入と手数料収入が一段と伸びた。オランダの住宅ローン市場が回復し、新規ローンの市場シェアは16%から19%に上昇した」と説明した。
昨年第4・四半期の純利益は3億9700万ユーロ。前年を27%下回ったが、アナリストの平均予想3億8900万ユーロは上回った。
純金利収入は前年比11%増の16億7000万ユーロとなった。