米消費者金融保護局、執行・監督責任者が辞任表明 業務停止受け
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2月11日、ロイターが入手した内部メールによると、米消費者金融保護局(CFPB)の執行部門と監督部門のトップ2人が11日、トランプ米政権が同局の全活動を停止する決定を下したことを理由に辞任したと表明した。写真はCFPBの支持者達。米ワシントンで10日撮影(2025 ロイター/Craig Hudson)
Douglas Gillison
[11日 ロイター] - ロイターが入手した内部メールによると、米消費者金融保護局(CFPB)の執行部門と監督部門のトップ2人が11日、トランプ米政権が同局の全活動を停止する決定を下したことを理由に辞任したと表明した。
一方、ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)は、2人は反抗的な態度をとったため休職になったとしている。トランプ大統領は先週、OMBのラッセル・ボート局長をCFPBの局長代行に指名した。
執行部門トップのエリック・ハルペリン氏と監督部門のローレライ・サラス氏は自分たちの立場が成り立たなくなったとメールで説明。
ハルペリン氏は「私たちは全ての業務の停止を命じられた。このような状況では、消費者を守るという私の役割を効果的に果たすことはできない」とし「本日、私は辞任という苦渋の決断を下した」と続けた。
ボート氏は局長代行への就任後、全活動の停止や予算凍結を指示、本部も一時閉鎖した。CFPBは事実上、無力化された。