バンス米副大統領、モディ印首相と会談 原子力協力など協議
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バンス米副大統領(右)は2月11日、訪問先のフランス・パリでインドのモディ首相(左)と会談した(2025年 ロイター/Leah Millis)
Kanishka Singh
[ワシントン 11日 ロイター] - バンス米副大統領は11日、訪問先のフランス・パリでインドのモディ首相と会談した。米国の原子力技術への投資を通じてインドのエネルギー源の多様化をどのように支援できるかについて協議した。ホワイトハウスが発表した。
モディ氏は12─13日に訪米し、ワシントンでトランプ大統領と会談する。通商や防衛協力、テクノロジーなどの分野について話し合う予定。
インドは今月初め、厳格に保護された原子力部門に海外や民間からの投資を促進するため、原子力損害賠償法を改正することを提案した。
ホワイトハウスは声明で、モディ氏とバンス氏は「クリーンで信頼性の高い米国の原子力技術への投資を通じて、エネルギー調達源の多様化を図るインドをどのように支援できるかなど、相互の関心事について話し合った」と明らかにした。
モディ氏はXへの投稿で、バンス氏と「あらゆる課題について素晴らしい会話を行った」と述べた。
2010年に制定されたインド原子力損害賠償法に基づく厳格な責任は、ゼネラル・エレクトリックやウェスチングハウスといった米発電所の参加を想定した原子力分野における両国間の取引を妨げていた。