インド「非常に高い」関税を賦課、モディ首相訪米控え米高官が指摘
米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は10日、インドは輸入品を締め出すために「非常に高い」関税を賦課しているとの見解を示した。写真は2020年2月、インド・ニューデリーで会談するトランプ米大統領とインドのモディ首相(2025年 ロイター/Al Drago)
Andrea Shalal
[ワシントン 10日 ロイター] - 米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は10日、インドは輸入品を締め出すために「非常に高い」関税を賦課しているとの見解を示した。
ハセット氏はCNBCのインタビューで、トランプ米大統領は少なくとも貿易相手国が米製品に課しているのと同率の関税を課す相互関税を導入すべきだと考えていると言明。「(相手国が)関税を下げれば、われわれも下げる」と強調した上で、カナダ、メキシコ、英国の関税率は米国と同程度であるものの、ほぼ全ての貿易相手国は米国よりもはるかに高い関税を課していると指摘した。
インドのモディ首相は12─13日に米ワシントンを訪れてトランプ大統領と会談する予定。モディ氏はトランプ氏との会談に先立ち、米国のインド向け輸出を促進し、貿易摩擦を回避する可能性のある関税引き下げを検討しているとロイターは報じていた。