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カナダ、米関税巡り法的措置を検討=政府高官

2025年02月03日(月)08時26分

2月2日、カナダ政府高官は米国の追加関税は違法で正当化されないとし、政府は法的措置を講じる意向だと明らかにした。写真は1月31日、カナダ・ナイアガラフォールズに掲揚された両国旗。(2025年 ロイター/Carlos Osorio)

Promit Mukherjee

[オタワ 2日 ロイター] - カナダ政府高官は2日、米国の追加関税は違法で正当化されないとし、政府は法的措置を講じる意向だと明らかにした。

トランプ氏は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名した。これを受けて、カナダのトルドー首相は同日、米国からの輸入品に25%の報復関税を課す方針を明らかにした。

カナダ政府当局者は匿名を条件に「われわれは米国との協定を通じて考えられる法的手段を当然追求するだろう」と述べた。

トランプ氏の措置は違法であり、両国間の自由貿易協定および世界貿易機関(WTO)に基づく貿易のコミットメントに違反するとカナダ政府は考えていると説明した。

その上で「他の法的手段が利用できる場合はそれも検討する」と語った。

米国の関税とそれに対するカナダの報復措置はカナダ経済に影響を及ぼすとの見方も示した。

ロイター
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