メキシコ・加・中、関税阻止できず 半導体や石油にも導入へ＝トランプ氏

トランプ米大統領は３１日、カナダ、メキシコ、中国は関税を阻止することはできないとし、半導体や石油、ガスなどの品目に関税を課すと言明した。写真は１月３１日、ホワイトハウスの大統領執務室で大統領令に署名するトランプ大統領（２０２５年　ロイター／Carlos Barria）

［ワシントン　３１日　ロイター］ - トランプ米大統領は３１日、カナダ、メキシコ、中国は関税を阻止することはできないとし、半導体や石油、ガスなどの品目に関税を課すと言明した。

これに先立ち、ホワイトハウスのレビット報道官は、メキシコとカナダからの輸入品に対する２５％、中国への１０％の関税をいずれも２月１日に発動すると改めて表明した。

トランプ大統領は、石油とガスに対する関税は２月１８日までに発効する公算が大きいと述べた。ただ、カナダ産原油に対する関税を１０％に引き下げる考えも示した。

また、関税コストが消費者に転嫁されることもあり得るとし、関税計画が短期的な混乱を引き起こす可能性があると述べた。同時に、２月１日に発動が見込まれる関税計画に対する金融市場の反応については懸念していないとした。