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英、国連に温室ガス削減計画の詳細提出

2025年01月31日(金)12時21分

 1月31日、英政府は、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局に対し、温室効果ガス排出量削減計画の詳細を提出した。スターマー首相(写真)が昨年発表した、野心的な削減目標の達成に向けた行動の概要を記している。写真は英ロンドンで撮影、提供写真(2025 ロイター/英House of Commons)

[ロンドン 30日 ロイター] - 英政府は30日、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局に対し、温室効果ガス排出量削減計画の詳細を提出した。スターマー首相が昨年発表した、野心的な削減目標の達成に向けた行動の概要を記している。ミリバンド・エネルギー相が議会に対し書面で明らかにした。

スターマー氏は昨年の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で、温室効果ガス排出量を2035年までに(1990年比で)81%削減する目標を掲げた。ただ、目標達成までの具体的な方法については説明しなかった。

提出書類では、新たな政策や各セクターによる詳細な計画は示されなかったものの、排出量削減に関する政府のこれまでの取り組みがまとめられた。詳細は今後明らかにするとしている。

サイモン・スティルUNFCCC事務局長は声明で、英国が提出した計画について「同国が気候変動対策ブームで利益を得るのにより有利な立場にあることを意味する」と歓迎。「世界中の他の国々も英国に倣うべきだ。誰も取り残されるわけにはいかない」と強調した。

ロイター
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