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ロシアの穀物輸出、EUの船舶制裁が圧迫 中銀が報告

2025年01月31日(金)14時22分

1月30日、ロシア中央銀行は欧州連合(EU)によるロシア産穀物輸送船への制裁措置とトルコの小麦輸入禁止措置が、2024年のロシアの穀物輸出に影響を与えたと明らかにした。写真はEUとロシアの旗。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[モスクワ 30日 ロイター] - ロシア中央銀行は30日、欧州連合(EU)によるロシア産穀物輸送船への制裁措置とトルコの小麦輸入禁止措置が、2024年のロシアの穀物輸出に影響を与えたと明らかにした。

EUは79隻の船舶に制裁を科した。この中には「盗まれたウクライナ産穀物の輸送など、ウクライナの経済的存続や食糧安全保障」を損なったり、脅かしたりしたとされる4隻が含まれている。

ロシアは現在、ウクライナの4地域を「新領土」と公式に呼んでおり、ウクライナ領土の約20%を支配。これらの地域は24年のロシアの穀物総収穫量(推定1億3000万トン)の約5%を占めた。

ロシア中銀は国際収支報告書で、輸出に対する西側諸国の制裁圧力が強まっていると指摘した。24年の輸出は2%減少した。

中銀は「EUは穀物輸送船を含む50隻以上を制裁リストに追加し、港への入港やサービスの提供を禁止した」と述べた。

ロシア産小麦の主要輸入国であるトルコが豊作を受け、農家保護の目的などから導入した小麦の輸入禁止措置も影響したと指摘した。

ロイター
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