メキシコ大統領、自国の主権保護強調 トランプ氏の大統領令受け

メキシコのシェインバウム大統領（写真）は２１日、自国の主権と独立を守るとともに、２０日に就任したトランプ米大統領との対話を追求していくとの考えを示した。同日撮影（２０２５年　ロイター/Henry Romero）

［メキシコ市　２１日　ロイター］ - メキシコのシェインバウム大統領は２１日、自国の主権と独立を守るとともに、２０日に就任したトランプ米大統領との対話を追求していくとの考えを示した。

シェインバウム大統領は朝の定例会見で、外国人移民の本国送還を確約した一方で、移民問題に関して政府は「人道的」な対応を取ると言明。米南部国境における移民問題での国家非常事態を含むトランプ氏の大統領令は、第１次政権時に取った行動に似ていると指摘した。

トランプ氏は就任初日に、移民抑制策を含む複数の大統領令に署名した。就任２日目にはさらに多くの大統領令に署名するとみられる。